亡き父との思い出を書いていけたらと思っております。
私の家族と周りの人々の為に。
独自の教育を父から受けてきたのだと、そろそろ50歳が近づき始めた今、改めて私はそう感じます。
かたづけやさん ゆみです。
頭、心、物、時間、お金をお片づけしながら、あなたの本当に欲しかったものを手に入れるお手伝いをさせて頂いております。
父は、とても頭の良い人でした。不得意な教科がなく、コミュニケーション能力も高く、誰とでも分け隔てなく楽しく話が出来て、リーダーになることを好み、明るく陽気な格好付けたがりで、髪の毛の乱れを気にし、眼鏡の色形のお洒落さにもこだわるようなタイプの痩せ型の人でした。
そんな父なのに、私が確か小学校2~3年の頃、理科のテストを見せたら急に憤慨して学校に電話をかけて猛反論をし始めた時がありました。
テストに「太陽の周りを地球が回っている」と書いた私の答えに×がついていたからです。
「子供を子供扱いせず、地動説を教えよ!」
相当、電話の向こうの先生方も戸惑われた事でしょう。もちろん先生方も最初は子供にわかりやすい表現から始めて徐々に地動説へと移行させていこうとお考えだったのだと思いますが、父は真剣でした。その真剣さは後に私の気質を形成する一つのターニングポイントとなったのです。
天動説と地動説、私にとっては父との思い出と同時に私の根幹そのもの。
正しさと真理は似て非なるもの。
漫画に登場する、上下関係やしきたりを飛び越えてでも、真理を愛する人たち。
今では考えられませんが、真理を唱えると本当に火あぶりにされた時代がありましたからね。
その地域ではこれが正しいと誰もが信じている事に対して真っ向勝負、命をかけてでも貫く
第一巻、主人公は12歳の男の子です。12歳なのに優秀なため、大学生になる予定の彼。
この漫画、私は号泣、夫はとても面白い漫画だと満面の笑みでした。
さあ、あなたはどちらの反応になるのでしょうか?