片づけで一番難しいのは整頓や収納ではなくて、整理だと個人的に思います。
整理とは
一言で書くと分ける事です。
そして基準は一つではありません。どれが一番良いのかは、あなたの性格次第。
これだ!とピンとくる整理の仕方に出会えるように様々なパターンを書いてみます。
1年以内に使ったか使っていないかで分ける
現在使用している事に焦点を当てる一番基本となる王道の整理の方法です。メリットとなる方が非常に多いです。1年以内に使っていなかった物の中でもお気に入りの物は残すようにすると満足度がより高くなるでしょう。
☆メリット☆
お気に入りの物を使う方が多いので、この分け方だと気に入っている物が残る。1年以上使っていない物は大抵はなくても不自由しない
★デメリット★
・お気に入りの物は使わないで大事に取っておき、雑に扱っても構わない物を普段使いとしてしまう方の場合、使っている方側に気に入っていない物、使っていない方側にお気に入りが多くなってしまう
・他にも住居がある場合や亡くなった後など1年を基準にすると全てが使っていない物になる場合も
片っ端から不要な物だけを抜いて手放す
要らない物に焦点を当てた整理法です。
不要な物を片っ端から探して抜き取って手放していく事により、残った物は、必要な物という考え方です。
☆メリット☆
余りにも物の数が多い方、助けを借りず1人で行おうとしている方に向いています。どこの場所からでも始められ、選択肢は要らない物一点なのでわかりやすいです。
★デメリット★
全てが要る物に見えてしまって手放せない事も。非常に地道な作業となり、毎日コツコツと続けていく必要があります。
ときめくかどうかで分ける
有名なこんまりさんの仕分け方です。残すものに焦点を当てた方法です。
☆メリット☆
お気に入りの物は使わないで大事に取っておき、雑に扱っても良い物を普段使いとしてしまう方でも、残すものがお気に入りの物ばかりになる
★デメリット★
・そもそも「ときめく」がどういう心理状態を指すのかが理解しにくい方も多い(特に男性)
・遺品整理の場合、全てがときめくように感じて分けられない事も
気に入っていない物を見つけて手放す
気に入っていない物に焦点を当てたある意味ではこんまりさんと反対の方法なのですが、気に入らない物は全て手放す事により気に入っている物だけにしようとする方法です。
☆メリット☆
現在使用している物であっても気に入っていない物は手放す事が出来る。最終的には気に入らない物は無くなる。
★デメリット★
不要な物を基準にしている時よりも感情的。少々人のあらさがしをするかのような感覚になってしまうかも。
高価な物を基準にして残す
値段を基準にする方法です。一般的に値段の高い物は手放しにくい心理状態となるので思い切って高い物は残す、安い物は手放すと決めた場合は整理がすすみやすくなります。
出来る事ならば最終的に高価な物ばかりとなった時に更にその中から今の自分の好みに合わない物は手放す決心をされた方が、相当な痛みは伴いますがお気に入りの物に囲まれた生活がしやすくなるでしょう。
☆メリット☆
高価な質の良い物だけが残る。自分以外の方も片づけを手伝いやすい。
★デメリット★
・高価だが今の流行や自分の好みに合わない物が残る可能性がある
・安価で思い入れの強かった物が残らなくなる
頂き物と自分で購入した物に分ける
頂き物が圧倒的に多い方の場合はまずこの分け方をするのをおすすめします。
☆メリット☆
頂き物と自分で購入したものの割合がわかる。自分の好みは自分で購入した物の方が多い事に気付きやすくなる。
★デメリット★
現実を把握したとしても頂き物を手放す気にはなれない事も。
今のあなたにとって最適な整理の仕方は?
似ている方法は
・一年以内に使ったかどうかで分けると、ときめくかどうかで分ける
・片っ端から不要な物を抜いて手放すと気に入っていない物を見つけて手放すですね。
この中でピンときた方法を試してみるのも良いですし、自分のその日のメンタルによって方法を変えるのもありです。
例えば今の気持ちがウキウキしている時や前向きな気持ちならばときめくかどうかで分けたり、今日はストレスが溜まっていてモヤモヤするときは、気に入っていない物を見つけて手放していったり
何となくこの分け方だと手が止まってしまう。そう感じた時には、他の5つの方法も試してみてください。
どの方法であっても最終的に視界に入るのはお気に入りの物ばかりとなるのが目標です。
お気に入りの物ばかりに囲まれた生活を夢見て整理していきましょう!