私はおそらく捨てる事を人よりも罪悪感を持ちにくいタイプです。
とはいえ、何でもかんでも捨てる事には抵抗を感じますし、とっても良い事！とも思っていません。
ただ、周りの人と少し感覚が違う気がするので、自分の頭の中を整理する為に考えてみました。
「捨てる」という言葉は悪い言葉なのか
「捨てる」という言葉を、「捨てろと言うのか？！」とまるで殺人レベルの犯罪という風にとらえているかのような反応をする方がいらっしゃいます。
そういう反応をする方の気持ちを一生懸命考えてみると
・捨てる事は極悪非道
・まだ使える、もったいない
・物を持ったが最後他人に絶対渡したくない
かなと（これでも一生懸命考えてみました＾＾；）
捨てる事を家族に反対された時の私の心境
そう言われた時の私の心の中は正直こうです。
↓
・使ってないですよね？
・使わない事が一番もったいなくないですか？
・その物を大事にしているように見えません
（埃をかぶっている、雑に置いている、突っ込んでいる）
使っていて、埃やカビが生えていない綺麗な状態に手入れがされていて整理整頓されている状態ならば、そうそう誰も捨てれば？とは思わないでしょう。
物を沢山が持つ事が悪いわけでもなく物が少なければ良い事なわけでもなく、物が大切にされていない状態が悲しい・・・が適切な表現ですかね。
小さな頃の私
実は私は昔は物を雑に扱う事が多く、物持ちが悪くてよく親に指摘されていました。
それでいて物を捨てるのがどちらかといえば好きな方だったので、親からするととんでもない子に育ってしまったと思っていたでしょう。
今は昔よりは物を大切にするようになった・・・はずです(笑)
私が物を捨てるのが好きだった理由は引っ越しが楽になるから。
そして辛い事があるとクローゼットの中を覗き、要らない物を捨てていくと心が楽になる事を自然と体感していたからです。
要らない物を捨てると心が軽くなるんですよ。なのに周りの人はどうして捨てないのだろうと子供心に思ってました。
最近の私の捨てる事に対する意識
ただ「捨てる」って言葉は捨てない人にとって余りにもネガティブで強い言葉だとは理解しているので最近は使わないようにしています。
手放す、売る、譲るの方が受け入れてもらいやすいですし、自分もただただゴミとして捨てるのはしのびなく、自分以外の誰かに活用してもらえるのならばより気分が良いです。
つまり物たちが皆幸せそうであれば、沢山物を持っていてもいいのですよ。
沢山物を持つ事によって、人も物も苦しそうな状態ならば、手放した方が良いと思います。
一番もったいないのは使わない事
私が一番残念だなと思うのは、物をカビさせて腐敗させてしまうことです。
服もバッグも、紙ですらもカビます。
まだ使える、もったいないとしまいこんでいた物達を使わないままにしているとやがてカビて鼻をつまむほどに臭くなります。
物が窒息死した状態です。もう、誰も使ってあげる事が出来ない。
リサイクルショップやネットなどで売っていたら、誰かにあげていたら、その物達はもっと長生き出来たかもしれないのに、誰かのお役に立てて物も嬉しかっただろうに
日の目を見る事がなく、外に散歩にも連れて行ってもらえず、誰かを喜ばせる事もなく、引き出しの片隅でそっと息を引き取る物達・・・
ようやく見つけ出された時には臭気を放ち、まるで害虫でも見つけたときかのように捨てられる・・・
物に対してペットの様な気持ちで接してみることを少し取り入れてみる
自分もまだまだなのですが、しまい込む、使わないのが捨てるよりも一番もったいないと思うので
物を買う（飼う）時にどこに置くか、適度に散歩や手入れをしてあげられるか、多頭飼いし過ぎて面倒見切れなくなっていないか、飼えなくなった時の里親探しなど物を生きているペットに近い感覚で接していけたらな～と思っています。
ただ、この考え方も完璧を求め、度が過ぎれば苦しくなり本末転倒の可能性もあります。
書類などにはこの考え方は当てはまらないですしね。
物を持つ目的はあくまでも便利に快適に楽になる為だと思うので自分が楽になる事を最優先に余裕と遊びを持って時には大胆に処分をしながら愛情とドライ、どちらの部分もバランス良く使い分けながら物を管理していけたらいいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました！
