捨てる事に罪悪感は持っていた方がいいと思います。全く罪悪感のかけらもない場合、無意識に同じ事を繰り返してしまう事になるからです。
罪悪感があれば変化が起こります。どうしたら罪悪感を少なく出来るかを考えます。
もうあの気持ちにはなりたくない。そう思えたら変われます。
捨てる事に罪悪感を持ってしまう理由
「壊れていない」が一番の理由でしょうか。
壊れた物に対してそれを捨てる事は当然だと感じる方は多いと思われます。
物のそのものの役目を果たしていない状態なら捨てる事が出来る。
まだ使えるものは捨てる事が出来ない。
そう考えると、壊れにくい物は捨てにくいことになります。
服は何十年も服の形をしている
服の場合、壊れるに値するのは破れるになると考えると服の形をしていないほど破れるってなかなかないですよね。
せいぜい、靴下で穴が開いたとか、トップスなら首周り、袖周りがボロボロになってきたとかでしょうか。
そうそうやぶれない事を考えるとお出かけ用だった服をすこし傷んできたから部屋着にしよう、誰に見られる訳でもないからパジャマにしよう。と何十年でも着続けようと思えば着続けられます。
現に私の持っている服の中で一番長いので32年位持っている物もあります。こうやって書くとなかなか怖いですね(笑)
破けて服の形ではなくなってから捨てると無意識にでもそれが基準になっている方は下手をすれば何十年、もしかしたら一生服を手放す事が出来ないかもしれません。
服を定期的に買い続けていくと
私はシーズンごとに服を買ったりはしませんが、人によっては春夏秋冬毎やセールごとに買う方も多いでしょう。
仮に20歳から服を春夏秋冬毎に5枚ずつ買って今、50歳だと仮定します。
春夏秋冬×5枚×30年=600枚となります。
セール毎に5枚でも300枚。
下着、靴下、ハンカチ、コート、ストール、手袋などなどそういったもろもろを合わせたらもっともっといきますね。
こうやって考えると服は定期的に手放さないと大豪邸に住んでいない限り大変な事になるとわかります。
今の自分に似合う服は持っている服の中で何着?
大豪邸であっても20歳の頃の服が50歳でも似合う方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
今の自分に似合う服だけにする。そうする事で沢山服があるのに着られる服がない!なんてことにならずに見つけやすくなりますよね。
全ての服を着て姿見で見て似合う服だけを選別してみましょう。1人ファッションショーですね(笑)
ではいざ手放す時にゴミとして捨てる事はしのびない・・・そんな方も多いでしょう。
手放す方法は何種類?
書き出してみました。
・燃えるゴミとして捨てる
・リサイクルゴミとして捨てる
・寄付をする
・リサイクルショップで売る
・ネットで売る
・フリーマーケットで売る
・買い取り業者に売る
・バザーで売る
・友人知人に譲る
ざっくり分けると
①捨てる
②寄付をする
③売る
④譲る
の4つですね。
一番手間がかからないのは捨てるですが、一番罪悪感が大きいとも言えます。
一番悔しいのは二束三文で売る事になってしまった時でしょうか。リサイクルショップはそういう事が多いですね。
寄付をすると譲るだと罪悪感が薄れるどころか良い事をしたと感じる事も多いでしょう。
衝動買いを止めたい場合
もしもあなたが衝動買いをしてしまいがちで困っているならば、捨てるかリサイクルショップで売るかをおすすめします。
絶対嫌!と言われそうですが、辛い罪悪感を経験すると衝動買いがおさまります。
自分は何でこんなに簡単に物を買って溜め込んでしまったのだろうという気持ちになれるからです。
ネットで売れた場合は衝動買いが加速して物がより増える事も
ネット等で高値で売れた場合は衝動買いは止まらずに逆に促進される事もあります。
気に入らなかったらネットで売れば良いやともっと気軽に買うようになる事もあるでしょう。
ネットで売れるのを待っている場合、常に要らない物の在庫を抱えている状態になりかねません。
自分で梱包する場合はその資材も家に抱える事になり、人によってはネットで売る事を始める前よりも物で溢れた家になる事もあるでしょう。
ネットで売る時は大抵購入金額よりも下がりますので、手持ちのお金は目減りしていく事になります。
自分の性格によって手放し方法を変える
物が増え続け、お金が減り続ける状態になってしまった時は、一度冷静になり、例えばネットで1カ月売れなかったら別の方法で手放すなど、期限を持たせる事も大切だと思います。
つまり物が多過ぎて片づけ途中の場合は罪悪感が薄れる方法よりも思いっきり罪悪感や悔しさを感じる方法で手放した方が同じ事を繰り返しにくいということになります。
物を捨てる事により、衝動買いに罪悪感を持てるようになります!これが狙いです。
衝動買いを止めたい方は是非、捨てるかリサイクルショップで売りましょう。
長い目でみるともったいない、まだ使えると自分の部屋にとどめておきながら衝動買いを繰り返してしまうよりも断然お得でトータルでお金を使う額がぐんと減り捨てる事も減り、自分にも地球にもエコな状態になるでしょう。
性格次第では損をした、と感じたらもう二度と手放したくなくなってしまう人もいるかもしれません。
そんな方は寄付や家族や友人に譲る、フリーマーケットやネットで売る方が向いていることになりますね。
家族や友人に譲る場合
ここで注意したいのは家族や友人に譲る行為です。ちょっと辛いことを書いてしまいますが残念ながら自分の罪悪感を薄める為に家族や友人に譲った所、罪悪感も一緒に譲ることにもなりかねないです。
相手が心から欲しいと思わない物は、押し付けられたと感じたり、力関係によっては、いらないのにもらわざるを得なかったと思わせてしまったり
もらってしまったけれどもいらないからと手放したら怒られるだろうか?といった気持ちを持たせてしまうことにもなりかねません。
①いらなくなったらいつでも他の人に譲ったり売ってもかまわないと伝える
②押し付けるのではなく選んでもらう
③いらないと相手が言える空気も用意する
これらが大切になってくると思います。
あまりにも自分は持っている物が多い。そう感じる方は罪悪感をしっかり持つ手放し方をされた方が、今後、物を安易に買ったりもらったり出来なくなるのでおすすめです。
しっかりたっぷり罪悪感をこの身に受け止めましょう。
すると今までと習慣が変わり、新しい世界が開けますよ!
お読み頂きありがとうございました!