ためこみ症(強迫性障害)との向き合い方

ためこみ症という症状があります。私は医療従事者ではないので、ざっくりとしたお話しか出来ませんが、物を買いこむこと、溜め込むことで安心するといった特徴があります。

(強迫性障害)と書いたのはどうやら

・非常に善い行いと思い込み本人がポジティブに集めている→ためこみ症
・強迫観念が付きまとって物を買いこみ溜めこんでしまう→強迫性障害+溜めこみ行動

の2種類あるようです。詳しくはお医者様まで。

誰しも物を買い、ある程度のストックを持つことによって安心をしますが、それがある一定以上になってしまうと病気とみなすのでしょう。

前者の方は善い行いだと思ってらっしゃるので周りからの助言は聴き入れにくいものだと推測でき、説得も困難を極めるかと。

後者の方は例えば足の踏み場もないくらいに部屋が物で埋もれていたとしても、もしかしたら近い将来に(自分自身が貧しくなり)物が買えなくなってしまうかもしれないから今のうちに買っておかなくてはいけないと何故だか心配になってしまう心理状態などがあげられます。

物が少ないと物足りなさと寂しさを感じる、異様に殺風景だと思う、部屋を物で埋めつくすことによって落ち着くなどです。

後者の方たちは自分を客観的に見れないわけではなく、今の状態だとお客様は呼べないなどと理解していたりします。だからこそ自分を責めたり、投げやりになったり諦めて考えないようになるそうです。

もしも自分がどちらかではないかとうすうす気付かれた場合、問題は物ではなく、心の孤独にあるようです。

私も書いていてこればっかりはどうしたものか・・・といった気持ちになっております。

孤独が原因だとわかったところで、孤独になりたくてなったわけではない方が大半でしょうし、じゃあ、孤独が原因だから孤独ではないようにしようとしたところでそんなに簡単に出来るのならば、とうの昔にやっているって話だからです。

しかし孤独から脱する方法は人と触れ合うことしかありません。人とのやり取りで疲れて傷つき孤独を選んだとしても癒して支えになってくれるのもまた人って事になります。

自分を愛して大切にしてくれる人たちばかりに囲まれていつでも気兼ねなく連絡を取りあえたり、訪ねたり出来たとしたらどんなにか幸せですが全ての方が満足がいくほどその状態になっているとは言えず、人の代わりに沢山の物や時には沢山の小動物に囲まれる事によって心の平安を保っている方も多いようです。

それはけっして悪い事ではありません。ですが近隣の方や家族が困惑するほどに物を溜めたり小動物を沢山飼ってしまった場合は、やはり自分の普段の人とのかかわり方を見つめ直す時なのだと思います。

自分の中の理想の形通りに大切に思ってはくれなかったり裏切ったり利用してこようとする人も多い世の中なのが辛いですが、自分が望んでいる事とは少し違う形で大切に思ってくれていたり愛してくれている人がいるのもまた事実なのではないでしょうか。

例えば迎え入れてくれるのが愛されている証拠だとあなたが思っていたとします。

でも相手はあなたの事を思うと来てもらうには遠過ぎて心苦しいし、あなたが大変だから来るなという事もあるでしょう。

相手の事を思って相手が望んでいる事の真逆の行動を取ってしまう事があるのが人間。そう感じます。

実はどのような出来事があったとしても誤解や受け取り方、望んでいる形が違っただけで、自分は愛されていて大切にされていたのかもしれない。

そう思えた時、あなたの部屋の中の物たちは今までと違って見えるのかもしれません。

いや、どのように考えても愛されて大切にされていて助けてもらえるとは思えない、そんな答えしか浮かばなかった場合でもそれでもあなたを今すぐにでも大切に出来る人は、他ならぬあなたなので

つい誰かに求めたくなることではありますが、本当はしてもらいたかった、言って欲しかった事を自分自身と周りの誰かに少しずつこちらから先に与えていく事が一歩前に進む鍵だと思います。

そしてちょっと気恥ずかしいですが、本当はこうして欲しかったんだとその相手に思い切って告白、カミングアウトする事も心を癒す事に繋がるでしょう。

お読み頂きありがとうございます。少しでもあなたの心が楽になりますように。


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