片づけられない、捨てられない、整理整頓が出来ない・・・最近よく私の耳に入ってくるお悩みなのですが、そういった方に多いのが
新たに残る物を手に入れる事に罪悪感や抵抗が少ない
という傾向ですね。捨てる事には強い罪悪感を持っていても買ったりもらったり手に入れる方側には強い罪悪感はない。
これ、いつも逆にすればいいのでは?と正直私は思っています。
捨てられない悩みは現代独特のもの
もしも私物が江戸時代の庶民位の数になったとしたら殆どの悩みは解決します。
片づけがどうして必要になるかというと、片づけなくてはいけないほど物があるからです。
もったいなくて捨てられないと悩む理由は物が少なければ置いておけば良いので悩みません。
整理整頓も、物が少なければ整理整頓しなくていいのです。
行李一箱に物が全て入ってしまう位しかない場合は片付けの事は何も考えなくても大丈夫です。
ただ、現代ではより快適な生活を送る為に江戸時代より沢山の物に囲まれ、安価に手に入れられるようになり、物が多過ぎて辛いといった悩みまで生まれるようになりました。
そこまで来てしまった場合、どうか安易にこれ以上手に入れないで欲しいのです。
もう、買わなくても、もらわなくても充分にあるはずです。満たされ過ぎてお腹一杯で苦しんでいるような状態なのにまだ食べるようなものです。
そんなことをしている人がいたとしたらどう思いますか?
食べるのをやめればいいのにって思いませんか?
外から家の中に物を入れる事を極力避けて家の中にある物達と向き合って欲しいです。
どこに何があるのか。把握出来るように。
物を買うなら防災グッズを買おう
物が多くてかたづけのお悩みがある方の方が防災に関する物が家の中に足りなかったりします。
水は備えてありますでしょうか?簡易トイレは?ランタンは?コンセントやUSB以外からも充電できるバッテリーは?備えるものは色々あります。そして今は女性好みの防災グッズもあります。
服や食器への興味は一旦お休みして、防災グッズへの興味を向けて頂けたら嬉しいです。
物は基本的に私達を助ける為にあります。
特に都会にお住まいの方の方が何かあった時に防災グッズがないと困ることが多いでしょう。理由として
・人口密度が高いので避難所も混み、物資も行きわたりにくい
・車を所有していない方も多いので電気や個室の確保がしにくい
・高層マンションが多いので水や電気が止まった時に非常に苦労をする
・地方よりは近所付き合いが希薄
などがあげられます。
地方の方も勿論ですが、都会の方は尚の事、防災に力を入れられた方がご自身の身を救うことになります。
本当に必要な物は何か。自分を助けてくれるものは何か。そう問い続けながら物と向き合っていきたいですね。